先輩(仮)





「誠さん!今日はきてくださってありがとうございます!」



「いーえ、それより銀賞おめでとう!すごく上手だったよ」


「ありがとうございます自分達でも賞が取れてびっくりしてます(笑)」



「つーか、ソロやるなら前以て言えって!」


「なんでそんなこと言わないといけないのよ、どーせ後からわかることなんだし…」


それにソロやるとか恥ずかしいじゃん、嫌でも注目されるし


「バカかお前、言うか言わないかで本番前にちゃんと応援したのに!」


「バッ、バカって!!失礼だよ!」

誠さんのお腹にパンチをいれる


けど、それは誠さんの手によって阻止された


驚いて顔を上げたら勝ち誇ったような顔をされた


「そう何回もぶたれないよ?」


むぅーっ!

こうなったら…


ガンッ!


「っったぁ!!!」


「へへぇーん!こっちもあるもんねー!」


スネに蹴りをお見舞いした、それもさっきと同じところへ



案の定誠さんは悶絶していた








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