先輩(仮)




「お久しぶりです、明けましておめでとうございます」


「うん、おめでと、今年もよろしく」


俺は優莉を誘って初詣に来ていた

新年の挨拶を終え賽銭をする、隣で願い事をする優莉はとても真剣だった



「なんかどうしても叶えたいことあったの?」


「秘密です」

そう微笑んで決して教えてはくれなかった、彼女曰く願い事は他人に言ってしまうと叶わなくなってしまうらしい


少しぶらぶらして神社を回る

その時にやっと彼女の進学先を教えてもらった


嬉しいことに俺と同じ高校だという、なぜ今まで教えてくれなかったのかは、会って直接言いたかっただからだって照れながら言ってた


こんなに嬉しいことはないな、これでまた春からも頑張っていけるような気がした






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