先輩(仮)


「あぁー、1年生まだかなぁー?」


15人も呼び寄せた元凶がのんきな声で言う



「さっき終わったってメールきたよ、初日なんだから友達作りとかいろいろあるだろ?急かすなよ」


「まあな、でも早くみたいやん?」


もう、かれこれ30分くらい待ってるけどみんな帰る気配がない、何が何でも優莉を見てからしか帰らない気かよ…




その時俺の携帯が震え、優莉からの着信だった


俺は教室から出て、みんなにはいい子に待ってるように伝え、電話に出る




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