先輩(仮)




でも、そんな俺の失敗も彼女がフォローしてくれた



教室の前でさっき見た彼女の姿があった




「先輩っ!!」



彼女も俺を見つけて駆け寄ってくる



「久しぶりだな、入学おめでとう」


「ありがとうございます、また後輩としてよろしくお願いします」



そう言って可愛く頭を下げる


「ごめんな?変なことに巻き込んで」


「大丈夫ですよ!先輩のお友達に会えるなんて私の方が嬉しいです」



「そうか?くだらない奴らばっかだよ」


「ははっ、そんな悪く言っちゃダメですよ、それにクラスの子にこの事を話したらかっこいい人いたら紹介してねなんて言われちゃいました(笑)」



「紹介かぁー、まあ、変なやつ多いけどみんないい奴だからありかもな(笑)」


「仲良いんですね」



「もう1年も一緒にいるからな、じゃあ、行くか」


今度は階段を降りて自分のクラスへ向かう、ほんとにあいつらに合わせて大丈夫かなあ…








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