先輩(仮)




ガラガラガラっ


ドアを開けるとやっぱり誰も帰ってなくて、みんなが俺の方を見る


「おっ!崇哉!連れてきたか!?」



みんな机やイスに座っていたのに一斉に立ち上がる



「一応な…、加納!入っておいで?」


彼女は緊張してたのか、さっきまですぐ後ろにいたのにドアに隠れていた



「…し、失礼します」





「……………。」


なぜかみんな黙ってしまって教室が一気に静かになる


その中で優莉は礼儀正しくお辞儀をして自己紹介をする


「あの、加納優莉です、インテリア科に入りました、どうぞよろしくお願いします。」



「…やばい、かわいい!」


最初に口を開いたのはテツだった

その後はみんなで騒ぎたい放題と言うのは言うまでもないだろう…



それからテツたちと優莉を含めた優莉の友達と遊ぶようになりみんな仲良くなった



だけどそれは楽しい『思い出』でしかなくなってしまったんだ…








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