先輩(仮)




「そうそう!さっきたこ焼き売ってたやつから聞いたんだけど」


食べ終わったテツが興奮気味で話し出す


「なっちゃんたちのクラス評判いいらしいよ!」



「へぇー、結局何やってるの?」



「なんかカフェらしいよ!」



「カフェ?教室企画じゃないの?」



うちの学校は飲食などの販売がある場合売店コーナーでという風に決まっている、だから教室なのに飲食を出すカフェはできないはずだけど…



「だよな!俺もそれ思ったの!だけどその企画通ったらしくて、あとは詳しく聞いても行けば分かるからっていってそいつ全然教えてくんねーの!」


たこ焼き売り子やってた人はテツの知り合いだったらしいけど、どんだけ聞いてもそれ以上は教えてくれなかったらしい




「だからさぁー、とりあえず行ってみよーぜ?俺めっちゃ気になる!」


「だな、行くか」




ちょっとまだ優莉に会うのは躊躇いがあったけど気になるのは俺も一緒だ




生徒で溢れかえっている校舎を歩き優莉の教室を目指した








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