先輩(仮)
「おい崇哉、なにしてんだよ!謝るんじゃなかったのかよ!?」
「いやぁ…、なんつーか、タイミングがな…。」
テツの質問はごもっともなんだけど、俺としても早く優莉と話をしたいとこなんだけど、ほんとタイミング!
「明日になっても言わなかったら俺崇哉のこと嫌いになるわ」
「わかってるって!明日はちゃんと言うから!」
不機嫌になるテツをなだめて寝ようとした時 “コンコンッ” と部屋のドアがノックされた。
「どうぞー!」
テツがそう答えると、入ってきたのはなっちゃんですごい形相で俺の方に向かってきた。