先輩(仮)
見つめているその先にいるのは、都3(都市科3年生)の小野 佑(オノ ユウ)先輩
ちょっと細い切れ長の目、薄い唇が私の好みのどストライクだった。
1年生の終わり頃、かっこいいから喋ってみたいなあっておもって教室までアドレスを聞きに行った。
でも、佑に好きという感情があるわけではなかった。
ただ単にかっこいい、それだけ。
かっこいいから好き…私はそんな考え方しない、この2つは別物!
かっこいい人を探したり、かっこいい人のことで友達と共感しあったりして騒ぐのが好きなだけ。趣味に近いかもしれない。
男好きとか思われるかも知れないけど、楽しいんだもんやめられない。
それに、好きな人ならちゃんといる。私がその人に恋してもう、5年も経つ。