先輩(仮)
「…くらいですね。」
全て言い終えて先輩の方を見ると、驚いたような顔をしていた。
「…先輩? …言いすぎでしたよね、後輩なのにペラペラ…。すいませんでした、私の言ったこ…「ちがうちがう!そうじゃないよ!」
「え?!…」
慌てて私の言葉を遮った先輩
ちがうって何が??
「お前自分で気づいてないの?その才能すごいよ!!」
「才能?…先輩にはっきり言えちゃうことがですか?」
「ははっ!!…それもそうだけど(笑)…そんなんじゃなくて、絶対音感と曲の解釈、アレンジ…いい才能もってんじゃん!」