恋より強く
「・・・あの、先生来るって本当ですか?」
そんなにびくびくしていると、私がいじめている気分になる
「あー、そんなんデマデマ」
ほっとした表情になる彼女は、小さくてかわいかった
例えるなら白雪姫な感じ
上目遣いで見られ、女ながらキュンとする
「あの、助けていただいてありがとうございました。でも、このこと誰にも言わないでもらえますか?」
「誰にも言う気なんてないけど・・・、どうして?」
彼女は下を向いたまま前を見ようとしない
やっときこえた声はか細すぎる声だった
「・・・・・・カッコ悪いから、、、」