恋より強く
カチーンときた
「−−ふざけんなよ」
気づけば窓を乗り越えて彼女の方へ歩み寄っていた
「カッコ悪くて何が悪いんだ!」
気づけば、彼女の目の前に立っていた
彼女は目を大きくして10センチ以上身長差のある私を見上げていた
「カッコ悪いとこなんてあるに決まってる!受け入れて自分が出来るんだろうが!」
彼女と私は、お互いに強く睨み合うように見つめていた
「見てろ、今3位以内になってゴールしてやるから」