恋より強く
「圭ーっ!お前凄いな、5位だよ!」
ナリや他の人たちがワラワラと私にむらがってくる
「最悪」
ぽつりと呟いた一言に皆が眉毛を寄せた
「イヤだなぁ、皆どうしたの。私は『最高』って言ったのに!」
にっこりと笑うと、ナリ以外は頬を緩めた
ナリは気づいたのだろう
本気で私が最高だなんて思っていないことに
「さすがだな!」
周りが皆祝ってくれる
そんな中、私は荒れた息を整えながら水飲んでくると伝えて1人、校舎へ入った