恋より強く




周りに誰もいないことを推測して中庭にでて叫んだ


さっきいじめ現場に出会った場所


「まじ自分カッコ悪いー」

自己嫌悪しながら頭を抱えた


「さっきはカッコ悪いことなんかあるかって言ってたのに」


「それは、言葉のあやで...」


ふいに聞こえる声

ナリでも遥でもない

それに、さっきのことを知っている


「誰だし!」


鋭く振り向くと、窓を開けてこっちを見ている男がいた



< 29 / 57 >

この作品をシェア

pagetop