【短編集】天使がくれた愛
part3-最後は貴方の手を握ったの-
私…キスされてる!?
「ごめん」と言い残して
…これは夢なのかな……。
目をつむっている間思った。
ねぇ…陸クン…。
私なんかにキスしたの?
「好きなんだ……心結のコト…」
「陸クン……?」
「好きだから、俺はこの気持ちをおまえにしかいわない。誰にも知られないまま──」
「陸クン……私、陸クンの事、好きだよ…けどね…私はっ──」
手で口をふさがれた。
「ごめんなんていわせない──オレが勝手にスキなだけだから─…」
「陸クン…ごめん…あっ!!ごめ……」
「心結ってまじでバカだな〜(笑)」
そう言って部屋を出て行った。