【短編集】天使がくれた愛


ひかるはにこっと笑ってお茶を飲んだ。


「だね…」


「おーい心結ーっ!!100円貸してー!!」


「またー?」


私は啓のとごまで行って100円を渡した。


「もうないからねっ」


「了解」


とっとこ走り去った。


「嵐のようにきて嵐のように去ってったね(笑)」


「本当うるさいよね……でもそこが啓のかわいとこだからねー」


そう言いながらお茶を飲んだ。



放課後


「健太郎ちょっといい?」


「おっおう!!」


校舎裏

「ごめん…健太郎の事好きだけど、それ以上に好きな人ができちゃった……」


「そっか…オレら両思いだったんだな…お互いが気づくまで」


「うん…はやく部活もどりなよ!!…キャプテンに怒られるよ!!」


といって背中を押した。


「──バイバイ」
< 43 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop