【短編集】天使がくれた愛
○○町 ○○町


「じゃああたしここで降りるね。次の試合も期待してるから」


あたしが山田の元を離れた寸前、山田の目が覚めた。


「あっ!!降ります!!」



「真っ暗だよ…(泣)」


ぐいっ


「藤岡っ」


手首をひっぱられしゃがみ込んでしまった。


「なに!?どうしたの(笑)」


山田は息がきれてしゃべるのに苦労していた。


「今日の準決勝…絶対…1人で…勝てなかった」


ドキン



「藤岡がいてくれたから」




ドキン


「なにいって…」


その時2人の唇が重なった。
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