純蓮
転校して間もない私を助けてくれたり、親身になってくれた『まき』とゆう女の子と仲良くなった。


毎日一緒に登下校したり、いつも一緒に遊んだり、まきは私の大事な友達だった。





ある日、いつものよーに一緒に帰っていた時、ウチの近くの文具屋に立ち寄った。


『秋菜ちゃん、ちょっと待ってて。』


そう言われ、しばらく待ってると、まきが来た。


『いこ!!』


まきは小走りで店の外に出て、そのまま近くの公園に行ってしまった。


私が追いかけると、まきは顔つきが恐くなった。


『誰にもいわないでネ...。』


まきに睨まれて私はしばらく動けないでいた。


万引きだった。


私はすごく恐くて逃げ出したかったけど、足がすくんでしまっていた。


『、、、うん。わかった。』


共犯者になった瞬間だった。






それからまきは、何度も繰り返し万引きをした。



私はまきにも、自分にも嫌気がさして、だんだん距離を置くようになって、そのうち全く口をきかなくなった。






私は今だにそのコトがトラウマになっていて、人見知りがひどくなった。


10年以上たった今でも、数えるほどしか連絡がとれる友達はいない。
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