双子のあいつら
「今日、朝礼あるでしょ?慎二、私達と同じ時間に学校行ってていいの?」
「特に問題はない。何故なら俺が会長だからだ。それに澪と慎吾が二人で行く方が心配だしな。」
慎二は眼鏡を光らせて、見下すように私と慎吾をみた。
慎二は、生徒会長を中学の時からやっている。
俺様な慎二が会長をしているから、私の学校は慎二の独占政治みたいなもんになっている。
「なんだよ慎二ー!双子の兄を信じられないのか!」
「俺は兄貴だとは思ってない。」
「ひどいよ、慎二。兄ちゃんは悲しいよ。なぁー澪?」
「慎吾だって、体育会主将なら練習とか見に行かなくていいの?」
「うん?まぁ、いいんじゃん。俺がいなくても皆上手くならなきゃいけないし。俺は澪と一緒に学校行きたいから♪」
このマイペースな慎吾の方も体育会全体の主将をしている。慎吾はどこの部にも所属せず、その時の気分で部活に顔をだして、たまに試合の助けをする。
こんな目立つ双子。
気にならない女の子なんていないはず。
『慎二派』『慎吾派』
という会話がよくある。
この二人といれば、平凡な私が目立つわけだ。
「特に問題はない。何故なら俺が会長だからだ。それに澪と慎吾が二人で行く方が心配だしな。」
慎二は眼鏡を光らせて、見下すように私と慎吾をみた。
慎二は、生徒会長を中学の時からやっている。
俺様な慎二が会長をしているから、私の学校は慎二の独占政治みたいなもんになっている。
「なんだよ慎二ー!双子の兄を信じられないのか!」
「俺は兄貴だとは思ってない。」
「ひどいよ、慎二。兄ちゃんは悲しいよ。なぁー澪?」
「慎吾だって、体育会主将なら練習とか見に行かなくていいの?」
「うん?まぁ、いいんじゃん。俺がいなくても皆上手くならなきゃいけないし。俺は澪と一緒に学校行きたいから♪」
このマイペースな慎吾の方も体育会全体の主将をしている。慎吾はどこの部にも所属せず、その時の気分で部活に顔をだして、たまに試合の助けをする。
こんな目立つ双子。
気にならない女の子なんていないはず。
『慎二派』『慎吾派』
という会話がよくある。
この二人といれば、平凡な私が目立つわけだ。