双子のあいつら
「おはよう、東條会長。」
「・・・おはよう、如月[キサラギ]副会長。」
爽やかな笑顔で現れた少年。
綺麗な顔立ちをしていて、一瞬女の子と間違えてしまいそうな人。
(如月君だ・・・。)
如月 久遠[キサラギ クオン]。
高校の副会長で、特待生のため滅多に会うことはない。
藍蘭学園の特待生というのは、一般の生徒とは校舎も違いなかなか接点を持つことはない。
特待生の生徒自体、良い家柄で育ち一般の生徒達と関わることを避ける。
しかし、久遠だけは自ら進んで生徒会に入ってきた。
妖艶な雰囲気を持つ彼に、澪をたまに引き込まれそうになる。
「おはよう、高木さん」
「ぁッ・・・おはようございます。」
久遠に微笑みかけながら挨拶をされ、少し恥ずかしくなった。
「久遠さんがなぜこれを?」
「藍蘭祭に特待生側も興味を持っててね。昨夜、資料を借りたんだ。そのせいで努に迷惑をかけてすまなかったね。」
「いや、全然迷惑なんて!」
「・・・俺は資料に一度目を通す。如月の話も少し興味があるから生徒会室に行かないか?」
「そうだね。またね、高木さん。」
「は、はい。」
「失礼します。」
生徒会メンバーは颯爽と消えていった。
「・・・おはよう、如月[キサラギ]副会長。」
爽やかな笑顔で現れた少年。
綺麗な顔立ちをしていて、一瞬女の子と間違えてしまいそうな人。
(如月君だ・・・。)
如月 久遠[キサラギ クオン]。
高校の副会長で、特待生のため滅多に会うことはない。
藍蘭学園の特待生というのは、一般の生徒とは校舎も違いなかなか接点を持つことはない。
特待生の生徒自体、良い家柄で育ち一般の生徒達と関わることを避ける。
しかし、久遠だけは自ら進んで生徒会に入ってきた。
妖艶な雰囲気を持つ彼に、澪をたまに引き込まれそうになる。
「おはよう、高木さん」
「ぁッ・・・おはようございます。」
久遠に微笑みかけながら挨拶をされ、少し恥ずかしくなった。
「久遠さんがなぜこれを?」
「藍蘭祭に特待生側も興味を持っててね。昨夜、資料を借りたんだ。そのせいで努に迷惑をかけてすまなかったね。」
「いや、全然迷惑なんて!」
「・・・俺は資料に一度目を通す。如月の話も少し興味があるから生徒会室に行かないか?」
「そうだね。またね、高木さん。」
「は、はい。」
「失礼します。」
生徒会メンバーは颯爽と消えていった。