fortune spiral

「まさか「もう遅い。」

俺は静かに指を構えた。


「焼き尽くせーーー‘業火’」

パチン、と指を鳴らすと、沢山の爆音と共に現れた炎がアリサを包み込んだ。


「ふぅ…。」

俺は前の光景を見ながら溜まっていた息を吐き出す。
終わったと、思っていた。


「舐めるな。」



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