fortune spiral
…このままじゃマズい。
俺は荒い呼吸を無理矢理押し込める。
「別に、ただ油断しただけだ。
お前も、油断ばっかしてっと痛い目見るぜっ!」
俺は魔物に向かって走り出す。
魔物の爪攻撃をなんてか交わし、腹に蹴りを入れる。
「ぐっ!」
魔物はその場にうずくまる。
アイツが人の姿してくれてて良かった…。
「止めだ!」
俺が氷を作る瞬間、魔物の口からある液体が飛び出した。
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