fortune spiral

…このままじゃマズい。


俺は荒い呼吸を無理矢理押し込める。


「別に、ただ油断しただけだ。

お前も、油断ばっかしてっと痛い目見るぜっ!」


俺は魔物に向かって走り出す。

魔物の爪攻撃をなんてか交わし、腹に蹴りを入れる。


「ぐっ!」

魔物はその場にうずくまる。



アイツが人の姿してくれてて良かった…。



「止めだ!」

俺が氷を作る瞬間、魔物の口からある液体が飛び出した。



< 66 / 391 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop