南極2号
とはいえ例のブツをベースに製作するとなると良治の技術力がいかほどのものかが気になる。

なんせあたしも未経験の領域だからだ。

だけど…

「千夏…悩む事無いぜ…俺とお前が組めば最強だ。不可能なんてありゃしない。それよか時間の方が問題だ。ぐずぐずしてたらその千早っちが他の女にかっさらわれちまう…千春ちゃんの為にお姉ちゃんらしいとこ見せてやんねぇとな」

確かに…一刻を争う情勢だ。

もはや悩んでいる暇は無い。

「良治…アンタ…ボトルシップ作った事ある?」

それだけが心配なんだよ。
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