南極2号
「心配ないっスよ〜写メあるしぃ〜」

ブリトニーもどきは、なにやらごそごそし始めた。

写メを楽しみに目をうるうるさせてる千早クン…こんな人だったんだね

結局ただの女好きなスケベ男なんね…

「はあ〜」

あたしがため息ついてると

「マジか?ムチャクチャいい女やん」

千早クンは興奮気味にブリトニーもどきケータイをあたしの顔の横に持ってきて

「姉ちゃんは目鼻立ちくっきりの美人でお前は、腫れぼったい顔したどうでもいい女か…姉妹でえらい違いやな」

と比べる。

ケータイの画面に写ってるのは、確かにお姉ちゃんで良治さん家に泊まる時のお気に入りのジャージ着ていた…が右手に持たれたモノを見て目が点になった。
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