南極2号
あたしは千早クンを無視してあの子の耳元に顔を近付け

「もしかして…アンタって…」

ちょっと、ここから先を言うとあたしまで頭のおかしな子って見られそう

そんなあたしの気持ちを察したのか小声で

「そうっスよ!千夏お姉様が千春ちゃんの番犬用にあっしを造ってくれたんスよ」

げげっ…やっぱりそうか…

んで…お父さんの事思い出した理由ってのは、やっぱり…

「それよか…お前さぁ…あだ名…ダッチワイフやなかったや?」

と千早クンが、あの子に一言

まさに、あたしが思ってた事…
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