南極2号
祝杯
「途中どうなる事かと思ったけど…」

あたしが、しみじみとスーパードライを開けると

「何は、ともあれ丸く納まったってトコか…」

と良治は、あたしが忌み嫌うワインを取出しちびちび始めた。

「それよか物騒な学校やねぇ…いきなりガラス全部割れたよ…テロリストの仕業かいな?」

あたしの疑問に対しニヤリと笑った良治は

「殺人光線の代用品さ…千秋が手ぇ叩いて大笑いすると超音波が発生する仕組みになってるのさ」

だとさ

なるほどね…そういう裏があったか…
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