Dangereuses tower
見る見るうちに通路を塞いでいくシャッター。

「急いでぇっ!」

叫ぶ朝霧。

まず最初にハルカが、次に俺と八戸がシャッターを通過する。

しかし。

「っっっっ!」

シャッターの降りるスピードが、思った以上に遅い。

虎はもう、数メートル先に迫っていた。

このままではシャッターが降り切る前に、虎が追いついてきてしまう!

「くそっ!」

駄目か…!

思わず俺は声を上げる。

その時だった。



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