Dangereuses tower
chapter3
全くゲンナリだった。
このまま俺達は階下へと下りなければならなくなった。
こうなると地上60階という高層ビルぶりが恨めしくなってくる。
急に重く感じ始めた足を引き摺りながら、59階へ。
と。
「ねぇ恭一」
ハルカが俺の腕をペシペシと叩いた。
「あれ使えばいいじゃない」
彼女が指差したもの。
それは無人のまま、今も稼動中のエレベーターだった。
このまま俺達は階下へと下りなければならなくなった。
こうなると地上60階という高層ビルぶりが恨めしくなってくる。
急に重く感じ始めた足を引き摺りながら、59階へ。
と。
「ねぇ恭一」
ハルカが俺の腕をペシペシと叩いた。
「あれ使えばいいじゃない」
彼女が指差したもの。
それは無人のまま、今も稼動中のエレベーターだった。