Dangereuses tower
chapter5
55階のフロアが丸ごと吹き飛ばされたのではないか。
そう思わされるほどの爆発。
ガラス片やコンクリートの破片が爆風で飛び散る。
俺とハルカが階段を降りかけていた為に、まともに爆発の衝撃を受けずに済んだのは不幸中の幸いだった。
「は…ハルカ…大丈夫か…?」
階段を転げ落ち、強かに体を床に打ちつけ、それでも大した怪我を負う事もなく、俺はヨロヨロと立ち上がる。
「いたっ…たた…」
少し離れた所でハルカの声。
彼女も爆発時の埃と煙で髪の毛が真っ白に汚れているものの、目立った外傷はないようだった。
そう思わされるほどの爆発。
ガラス片やコンクリートの破片が爆風で飛び散る。
俺とハルカが階段を降りかけていた為に、まともに爆発の衝撃を受けずに済んだのは不幸中の幸いだった。
「は…ハルカ…大丈夫か…?」
階段を転げ落ち、強かに体を床に打ちつけ、それでも大した怪我を負う事もなく、俺はヨロヨロと立ち上がる。
「いたっ…たた…」
少し離れた所でハルカの声。
彼女も爆発時の埃と煙で髪の毛が真っ白に汚れているものの、目立った外傷はないようだった。