Dangereuses tower
『永瀬恭一』と名前を記入。

その他必要事項を記入しても、IDカードの作成はものの三分もあれば終了。

早速そのカードを手に、俺はエレベーターへと向かう。

まずはどんな施設があるのか見て回る事にする。

施設を利用するのはそれからだ。

他と同様、ごった返しているエレベーターホールに向かい、定員オーバーギリギリのエレベーターへ。

タワーは地上60階というふざけた高さだ。

そうだな…まずは最上階へ。

そこから順番に見ていくとするか…。

チン、という軽やかな音と共に、エレベーターの扉が閉まった。


< 6 / 136 >

この作品をシェア

pagetop