Dangereuses tower
chapter6
50階で合流した朝霧を加え、俺達は三人で階下を目指す。

タワー内のシステム異常、上の階での火災。

はっきり言って最悪だ。

あまりのんびり逃げている暇はないが、慎重さを欠けば予想外の事態で負傷、下手をすれば命を落とす可能性だってある。

俺の好きなテレビゲームで例えるならば、冒険者を阻むトラップだらけ、モンスターだらけの塔といった所か。

しかし、このタワーからの脱出にはリセットもセーブ機能もない。

命を落とせばそれまで。

ゲームオーバーは、即死を意味していた。

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