Dangereuses tower
chapter8
25階に到達しつつあった。

最上階の60階からの脱出も、開始されてから数時間が経過。

途中僅かな道程をエレベーターで降りたものの、ほぼずっと自分の足で階段を降り続けている。

男の俺でさえ、疲労は蓄積しているのだ。

ましてやただのタワーではなく、いつトラブルによって危険が迫ってくるか分からない状況。

女の子のハルカや朝霧は、精神的にも追い詰められているだろう。

…八戸に関しては、素性が知れないだけによくわからないが。

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