Dangereuses tower
ハルカがらしくない態度を見せた為に、何だかぎこちなくなってしまう。

そんな雰囲気をいつから見ていたのか。

「あのぉ…」

突然壁の陰から朝霧が声をかけてきたのには驚いた。

「え!あ、か、帰ってきてたのか?」

何故だかしどろもどろになってしまう俺。

「お邪魔だったみたい」

八戸も無表情でサラリとそんな事を言う。

「じ、邪魔な訳ないじゃない!何言ってるの貴女!」

ハルカまでアタフタと慌てていた。

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