オレンジ色の携帯


「そうなの?アタシも和食派」


はにかみながらクスクス笑って俺をチラリと見る。


「食後のお茶は好き?」


首を傾げて聞いてきた。


これって…


「うん。ほっとするよな」


考えつつ頷き返す。


「ふふ。」


すると嬉しそうに笑い声を上げた彼女。


どうしたんだ?って思って笑顔を堪能してると彼女が口を開いた。


「共感してくれる人が初めてで」


恥ずかしげに微笑む姿とこのシチュエーションは……


成立しそうな、








「お見合いじゃな」


そう、それっ!!











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