オレンジ色の携帯



―え!?


―――えぇ!!??


予想外というか嬉しい誤算というか…とにかく俺の思考回路は熱にヤられて停止した。


かく言う彼女も自分の言葉がどれほど大胆な言葉かを理解したらしく焦りだした。


「いや、あのね?ふ、深い意味はなくてッ」


「…。」


「えっと…だから、その…。え、えっと、笑顔が…素敵な人だなって」


そしてまた赤くなる彼女。


…ヤバい。


この子、すっげぇ


「…可愛い」


「え?」


「可愛い人だなって」


「え、え、え。」


困惑する彼女。


それさえも可愛いくて本当、今なら歯の浮くセリフが次々出てきそう。


現にさっきまで近づくだけで恥ずかしかったのに今は自然と彼女に指を伸ばしていた。









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