秘密の★オトナのお勉強②



胸に温かいモノを感じる。


こんな些細な出来事が、あたしの胸を熱くさせるんだ。




「貞永、あたし―――」



「で、話を逸らせようとしてんだな?」



「は…?」



「俺からのセクハラ攻撃から逃れようと思って、わざと話逸らしてんだろ?魂胆ミエミエなんだよ」




…ヤバイ。

そう思った時には、既に遅し。


再びエロ狼に逆戻りした貞永は、舌なめずりをしながら、あたしをニヤニヤとした目つきで見ていた。



…舌なめずりする貞永も、セクシーでカッコイイなぁ。

じゃなくて!!



そうだった。

あたし、さっきまでエロ狼と化した貞永に狙われてたんだった!




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