秘密の★オトナのお勉強②



久しぶりに感じた貞永は、体力的にもテクニック的にも、高校の時より遥かに上をいっていたような気がして。


そんな貞永に愛されたあたしが、逆に何度も意識を失いかけた。



…どんだけ体力があり余ってるんですか。




「あゆ、身体大丈夫か?」



「んー。ちょっとダルいけど、大丈夫」




でも、あたしの身体をちゃんと心配してくれる貞永は、誰よりも優しいと思う。


照れくさい気持ちと嬉しさが混ざったあたしは、目の前に居る貞永に抱きつく。




「…あったかーい」



「なぁ、あゆ」



「何?」



「やっぱ朝から誘ってんの?」




…は?

あたしは頭にはてなマークを浮かべながら、貞永の視線の先を追った。




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