秘密の★オトナのお勉強②

「じゃ、あゆと菊池。俺、一足先に行って来るわ」



「さ…貞永…！」




よっぽど、菊池くんに呆れたのだろうか。

それとも、仕事熱心な貞永の事だから、監督やスタッフと話したかっただけなのか。


どちらの理由にしろ、あたしと菊池くんが置いていかれたというのは、ハッキリとした事実で。




「ちょ…！貞永行っちゃったじゃない！菊池くん真面目に仕事してよ！」



「俺はいつも真面目ですよ」



「どこが！」



「ココが」




そう言って指差した場所を、あたしはゆっくりと追っていく。


菊池くんの指の先には…男の大事な部分が。―――って！




「思いっきり下ネタじゃないの！」



「真実を述べてるだけっすから」




この問題児、どうにかして…。




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