秘密の★オトナのお勉強②



少し心配だなぁ…と気になり始めた所で、菊池が素早く、あたしの顔を見てきた。




「何よ」



「中森サン、ひとつ質問があるんですケド」




…何を聞かれるんだろう。

そう疑問に思った時、菊池の口から信じられない言葉が発せられた。




「今日って、一体何の仕事なんスか?」




菊池の言葉に、一瞬、殺意という言葉が芽生えた。


こ…コイツ…!!




「あたしがこの間あげた、貞永のスケジュール表、確認してなかったの?」



「間違えて燃えるゴミに捨てちゃいました」



「はぁ…!?」




マネージャーとしての自覚が足んないわよ、このチャラ男ー!!


今度は、アンタを燃えるゴミの袋に突っ込んであげましょうかね!?




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