秘密の★オトナのお勉強②



「こちらは…?」




貞永と挨拶を交わすと、、冬馬は首を傾げながら、あたしの後ろを指で示した。


そこには、今の状況に着いていけていない、菊池の姿があって。


…イカン。菊池を置いてけぼりにしちゃってたよ。




「こちらは、今あたしの元でマネージャー研修中の、菊池。この人は、あたしの高校時代の友達の、冬馬だよ」




あたしが菊池と冬馬に、お互いの事を紹介すると、二人が向かい合いながら、ペコペコとお辞儀をし始めた。




「初めまして。新人マネージャーの菊池です」



「こちらこそ初めまして。佐田冬馬です」




なんだ。

菊池のヤツ、キチンと挨拶出来てるじゃんか。



そんな光景に感動しながら、あたしはある異変に気が付いた。




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