秘密の★オトナのお勉強②



なんだかズレてきた思考を元に戻して、あたしは再び小西さんと菊池の会話に集中する。



…ハズだったんだけど。




「小西さんはき○この山と、た○のこの里、どっち派なんスか?」



「私は絶対にた○のこの里だね。あのサクサク感がなんとも言えなくて」



「さすが小西さん、イイコトついてますね!でも俺は、やっぱりき○この山だと思うんですけど」



「確かにき○この山も美味しいですよね。あのチョコの量は、ある意味反則ですね、菊池くん」



「そうッスよね、小西さん!」




…呆れて、言葉も出ない。



最初のマネージャーの話は、一体どこへ消えたのよ。


というか、どういう経緯を辿ったら、き○この山とた○のこの里の話になるの?


しかも、なんだかすっかり意気投合しちゃってるし!



…もう、勝手にすればいいと思う。

二人で、き○この山とた○のこの里同好会でも、何でも作ってしまえ!!




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