秘密の★オトナのお勉強②
「そんな状況が続いてるから…あたし、遊ばれてるんじゃないかって思うようになってきて…」
そこまで口にすると、どうしようもないモヤモヤに身体中を啄まれる。
…ずっと思っていた。
貞永は、あたしの事を遊んでいただけじゃないのかなって。
返事が一回も返ってこない事だって、そう。
きっと、あたしの存在が面倒臭くなっちゃったんだよ。
「ハリウッドでの様子だって、テレビを利用しないと分からないし…これじゃ、彼女だなんて名乗れないよ…」
寧ろ、あたし達の関係はナシと考えた方が良いんじゃないの?
こんなの、何も無かった事と同じだ。
考えれば考える程に出てくる、貞永に対しての気持ち。
…どうしよう。
なんだか、無性に腹が立ってきた。
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