秘密の★オトナのお勉強②



ここに来て、どのくらい経ったのだろうか。


あたしの脳内にそんな疑問が浮かび上がったその時、菊池もあたしの気持ちと同じ事を発した。




「結構時間も経ってますし…そろそろ控え室に戻りますか」



「そうだね。仕事も溜まってるし、頑張って済ませよっか!菊池のお別れ会も開かないといけないしねー!」



「お別れ会って、大袈裟過ぎますって」




笑い合うあたしは、近くにある非常階段を降りて、控え室に戻る事にした。


あたし達が使用する控え室は、ここから一階分降りた所にあるから、割とこの場所は近い場所にある事が判明した。


あたしも時間があれば、ここに来て、身体を癒してもらおうかな。



半分くらいの量の階段を降りたとき、目の前の廊下に、冬馬の歩いている姿を発見した。




「あ、冬馬だ!」



「って、中森サン?」




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