秘密の★オトナのお勉強②
あらゆる方面からの攻撃を受け、沸騰寸前じゃないのか、と疑いたくなる程に、顔を真っ赤に染めている蘭。
いつもの蘭だけど…
恋する乙女モード全開だ。
「そんなに怒らないでよ、ツンデレ蘭ちゃん…!」
「なんだかんだ言って、あゆの言い方が一番腹が立つわ」
「気にしないで、冬馬の元に行きなよ、ツンデレ蘭ち―――」
「いい加減にしなさいよ!調子乗るあゆの全身をロープで縛って、火で炙るわよ?」
「地味に怖い事言わないでよ、蘭」
こんな些細な言い合いも、今は充分幸せだ。
無事に蘭と仲直りする事が出来て、冬馬の恋が叶って、菊池が一人立ちする事になって。
あたしと貞永は、変わらない愛で結ばれていて。
だからこそ、神様はイジワルをしようとしたのかなぁ?
幸せを独り占めする、あたしに―――
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