秘密の★オトナのお勉強②
ちょうど蘭と冬馬の気持ちが繋がったあの日に、菊池の送別会を開いた。
あたしと菊池、貞永はもちろん、蘭や冬馬までもを巻き込んだ送別会は、思いのほか大盛り上がり。
さすがに同じ過ちをしたくないあたしは、お酒は飲まなかったけど、それでも楽しい時間を過ごせた。
そして、送別会もお開きにしよう、という間際。
あたしは菊池にトイレに呼び出され、そして―――
―――「中森サン、俺気付いてたッスよ?」
「何を…?」
「貞永サンと中森サンが、交際してるという事」
「…ななッ…!?」―――
何故か、秘密にしていたあたしと貞永の関係を、菊池が知っていた。
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