秘密の★オトナのお勉強②

「たく、意味分かんねぇよ！折角帰ってきてやったのに、いきなり殴るとかありえねぇだろ！」



「…ふんっ！」




湯気の立つコーヒーをミニテーブルに置きながら、あたしは貞永から視線を思い切り逸らす。


そんなご立腹なあたしに、貞永もなんだか困り気味だ。



さすがにあんな所での言い合いは、他のマンションの住民に迷惑なので、貞永をあたしの家に上げる事にした。


…しょうがなく！だけど。

そこ強調しとくからね！




「なんでそんなに機嫌悪いんだよ」



「そんなの自分で考えてみたら？」



「…考えても分かんねぇし」




…分からない！？


散々あたしで遊んでおいて、よくそんな軽い事を言えるわね！




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