秘密の★オトナのお勉強②
02★__崩壊のメロディー
―――夢なのかと思った。
いや、夢の方がよかった。
「…な、んで―――?」
「その反応は、嘘ではないという事だな」
冷たい神風さんの視線、
目を背ける小西さん、
ハッピードリームの上司二人に囲まれながら、あたしは絶望というモノを味わっていた。
「なぁ、貞永。マネージャーさんは分かりやすい反応を取ってくれているけど、お前はどうなんだ?」
「神風さん!これは―――」
「言い訳は要らない。事実を聞いているだけだ」
貞永をも黙らせてしまう程に、神風さんの口調は強くて、ピリピリとしたオーラを感じ取れる。
.