秘密の★オトナのお勉強②



別に、遊園地で付けるのなら目立たないし、それほど気にする事でもないんだけど。



よく考えてよ!?


ここはオフィス外で、スーツ姿の人達もちらほら。



そんな場所で、立派な大人がウサギ耳をつけているとか…




「あたし、いっそ清水の舞台から飛び降りた方がマシだわ…」



「命を粗末にしないで、あゆ!」




そんな冬馬の声すら聞こえないあたしは、やっぱり重症。


本当に清水の舞台から飛び降りた方がいいと思う。



そんな事を真剣に考えていると、あたしの隣に座っている貞永が、突然手を握ってきた。




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