秘密の★オトナのお勉強②
そんな事がバレたりしたら、それこそあたしの身体は持たないだろうね。
年中欲求不満なエロ狼さんの事だから。
「で、ちょっとお願いがあるんだけど…」
「貞永…?」
そんな事を考えていると、突然貞永が隣のイスに座り始めた。
ふぅ…と一呼吸置いた貞永は、隣に座っているあたしを真剣な目で見つめてくる。
空気が一変するような貞永の視線の強さに、あたしは勘付いてしまう。
「あぁ、仕事の話なんだ…」と。
俳優という職業が大好きな貞永。
その事はよくあたしも知っている。
だって、仕事の話をする時にしか、この真剣な目付きはしないもん。
それくらい、俳優という職業を愛している貞永だから…
あたしは、今の関係の不満をぶつける事が出来ないんだ。
あの視線を見たら、何も言えないよ…。
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