秘密の★オトナのお勉強②



「あゆの気持ちも聞けたし、俺達やっと先に進めるよな?」



「ちょ…空気読んでってば!!」



「空気なんか知るかよ」




…貞永が、いつものエロ狼に戻っていた事。



ジリジリと距離を詰めてくる貞永は、意地悪そうな笑みを浮かべている。


さっき、ジーンズのポケットから取り出した何かが、指先でキラリと光り輝いていた。




「貞永…それ何?」




あたしは、そのキラリと光る物体を指差して、貞永の気を引こうと努力する。


案の定、簡単に罠に引っかかってくれた貞永は、忘れていたとでも言うように、自分の指先を確認した。




「あ、そうそう。これやるわ」



「は…?」




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