大好きッ!!
第四章 一人
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保健室に来てから大分経った。
今は6時間目かな?
もうすぐ帰れるかも。
途中、担任の先生や友達が様子を見に来てくれたけど、授業があるから少しだけしか喋れなかった。
もちろんその間、陸と会うこともなければ、話すこともなかった。
保健の先生は出張に行ったらしくて、ここにはいない…。
今日は、怪我や具合が悪いと言って保健室に来た人もいなかった。
朝からずーっと、保健室で一人……。
暇だなぁ…。
そんなことを思いながら、ベッドの上をゴロゴロしていた。
『〜♪〜♪〜♪〜……』
私の携帯が鳴った。
それは、陸からのメールだった。
時計を見ると、既に6時間目は終わっていて、もうすぐ針が5時を指すところだった。